実りの秋に思うこと
9月になりました。まだ暑さの残る日もありますが、朝晩の風や少しずつ早くなる日の入りに、秋の訪れを感じる季節になりました。
秋といえば「実りの秋」です。春に芽を出し、夏の暑さや雨を越えて育ってきたものが、秋になって実を結びます。田んぼの稲穂が少しずつ色づいていく景色を見ると、季節が巡っていることを感じます。私たちの暮らしにも、季節と同じようにいろいろな時があります。元気に動き回れる時もあれば、ゆっくり過ごす時もあります。誰かを支える時もあれば、誰かに支えてもらう時もあります。その一つひとつが、私たちの人生をつくっているのだと思います。
介護や医療の仕事をしていると、さまざまな方の暮らしに関わらせていただきます。そこで感じるのは、幸せの形は本当に人それぞれだということです。
好きなものを食べること。家族と過ごすこと。住み慣れた自宅でいつも通り過ごすこと。好きなテレビを見たり、庭を眺めたりすること。傍から見れば何気ない日常でも、その方にとっては、とても大切な時間です。
私たちは、つい「これから先」のことを考えます。この先も今の生活を続けられるだろうか。来年はどうなっているだろうか。将来を考え、準備することはもちろん大切です。しかし、未来を心配するあまり今日という一日まで心配の中で過ごしてしまうのは、少しもったいないようにも思います。
明日のことは誰にも分かりません。だからこそ、「今」を大切にすることが人生ではとても大事なのではないでしょうか。今日、誰かと話ができた。おいしいものを食べられた。家族の顔を見ることができた。いつもの場所で、いつもの一日を過ごすことができた。それも大切な人生の「実り」だと思います。介護や医療は、未来のためだけにあるものではありません。その方が「今」を、その方らしく過ごすためにあるものでもあります。
私たちにじむすびも、皆様が何を大切にし、どのような毎日を過ごしたいのかを一緒に考えながら、一日一日の暮らしに関わっていきたいと思っています。実りの秋。遠くにある大きな実りだけではなく、今日という一日の中にある小さな実りにも目を向けてみる。そんな秋も、いいのではないでしょうか。
株式会社にじむすび 渡辺暁典
にじむすび で はたらくスタッフを紹介します
ALS支援センター東京の匂坂昌代です。
今年から、准看護師の資格を生かして、訪問介護の仕事をしております。
利用者様とのコミュニケーションには大変苦労していますが、日々刺激と沢山の学びを頂いています。
利用者様やご家族から信頼されるヘルパーになれるよう、精進していきたいです。
