にじむすび

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にじむすび通信 第104号

共生

先日、ある障がい者の就労支援をしている会社の社長とお話しする機会がありました。そこで支援している障がい者の方々は、今の社会に生きづらさを抱えながらも、この社会で生き続けようと頑張っている方々です。その社長と話していると、「共生」という言葉は障がい者福祉の世界では多用されているものの、本当の意味での「共生」というのは非常に難しく、一言で表すことが難しいと痛感しました。しかし、逆の見方をすれば、すでに「共生」しているともいえることも学びました。

私の会社も、過去に大変な思いをした経験があったり、現在も大変な思いをしている方々を支援しています。もし仮に、その方々のことを「かわいそう」だとか「気の毒」といった感情で支援し続けていたら、きっと「共生」ということは一生できず、あるいは「共生」という言葉を型にはめて押し付けることになるかもしれません。しかし、すでに「共生」しているという前提に立つと、困っている部分を手伝える人が自然に手伝っているという見方もできます。これは、人間の身体が持つ自然治癒力や、必要な部分を補う能力と何ら変わらないかもしれません。

「共生」をこれから目指すのではなく、人間に備わっている「共生力」を高めていくことこそが、にじむすびが求めている形かもしれません。

株式会社にじむすび 渡辺暁典

 

にじむすび で はたらくスタッフを 紹介します

はじめまして。5月からにじむすびで働いています、髙木雄太です。

前職は知的障がい者施設で働いていました。施設での仕事をしている中で、多くの方の心の中には「家に帰って生活をしたい」という思いがあることを知り、訪問介護という分野に興味を持ち、こちらの世界に飛び込んできました。

個人に焦点をあてた支援を行う訪問介護の仕事は、利用者さんにしっかりと向き合いながら、一緒の時間を過ごさせてもらうこともできるため、満足度も高いです。人工呼吸器や吸引などは、本人さんたちの負担がかからないように、まだまだ毎日勉強をしながら支援をしています。

働いて約半年ほどで、春と夏の様子を知ることが出来ましたが、これから秋、冬とみなさんと過ごしながら、いろんな姿を見ることが出来ればと思っています。

至らぬ点も多々あるかと思いますが、今後ともよろしくお願いいたします。

 

 

 

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